[キリルが走り去るが見える。カチューシャが何を言っても男は追いかけることをよしとしない]――…ッ[眉間に深く皺が刻まれる]カチューシャ、済まない。[次はやらないでほしいと彼女は言って男は善処すると答えた。けれどそれは叶わず、断りをいれると同時に彼女の身体はふわりと浮く。この場に置いてはおけないと男は思いカチューシャを抱き上げて駆け出す]