(まだだ……ここで止まっちゃなんねえ!)[大技を使ったオクタヴィアと、それを回避したライヒアルト。 二人の攻撃に僅かな間隙を感じて、着地の衝撃も抜けきらぬ体で更に動く。 オクタヴィアの元まで駆けるには、やや遠いか] んなら……[視線はライヒアルトの方向へ] 『塞げ』![叫び、力を送る。上方へ飛んだライヒアルトの進路を塞ぐべく。 周囲の樹がライヒアルトという中心に向かって傾いで行く。 『殺到させる』とまでは流石にいかなかったが] どれか一つにでも当たりゃあめっけもんだ……!