[小妖精が歌う様子に、少年はくす、と小さく笑みを漏らす。木の葉色の瞳に宿るのは、姿かたちに似合わぬ大人びた──否、どこか古き存在を思わせる彩。けれどその色は一瞬で消えて] さて、それじゃ、と。[どこか楽しげな言葉と共に視線向けた先には、歌うきのこたち]