─ 都市の通り ─[すたすたと、足早に向かうのは道具屋方面]……そーいや、新しい色なんかできたかな。[歩きながらふと思うのは、染料作りを生業とする化粧師のこと。写本のカバーの色に拘る依頼主も多いから、染料を扱う彼の所には自然、色の相談に行く事も多い]後で聞きに行くか……。[とりあえず、今は道具屋へと。歩いていたら、馴染んだ声>>28が辺りに響き渡り]