……え?[あがるのは、呆然とした、声。床に敷かれた絨毯の上に、横たわるのはこの部屋の主]なんで、そんなとこに、寝てんの?[惚けた問いを発しながらも、意識の一部は違う、と訴える。これは、寝ているのではない、と。大体、喉を掻ききられ、胸から腹の辺りを喰い破られて。周囲に紅黒い水溜りを作っている状態は、寝ている、とは到底言えないだろう、と。妙に冷静な一部分が分析を弾き出し、そして]