─ 雑貨屋 ─[慌てて端末を繋げる。何度かの通信音の後、繋がったと同時に叫ぶように問いかけた。]おじいちゃん!?今どこに……──あ…[繋がったと思ったのは、間違いだった。耳に響くのは、受信ができないことを知らせる不通信号。]ケイジ、さん…おじいちゃん、通信、出てくれない。[道中で見た、あの倒れ伏した姿が脳裏に過ぎって。不安で涙に濡れた瞳を、ケイジに向けた。**]