─ お茶会 ─はい、お願いしますね。[鞄に書簡がしまわれる>>16のを見届けると、にこりと笑う。その時は、『魔』としての笑みを宿していたけれど]ええ、何となく作りたくなって。……中々、作る機会もないのですけれど、ね。[そう、語る表情は、普段は沈める神魔の子としてのそれに近いもの。永きを生きるうち、手遊びのように始めた料理や菓子作り。人間的な食を必要とはしない身ではあるが、作る事、それ自体に楽しみを見出してはいたから。こうして茶会を開く機会を得てからは、気紛れのように菓子を作るようになっていた]