うん。でも、ね…。
[少し眉を下げて首を傾げる。
女の子っぽくないだろうと思うボクにも、イヴァンは優しい。
こんな風に屈まれると、
ボクも、自分が女の子らしく思えて少し落ち着かなくなる。
そわと斜めに視線を逸らしかけて、半分失敗して頷いた]
そうするよ、大丈夫。
庭の…花の枝とかどうかなあ。あの人も綺麗だって言ってた。
満開になるところを見たいって言ってた、だから。
[言葉がいつもよりも出しにくくなる。
もう一度うんと頷いて、それからも一度、つい笑った。
嬉しくなってしまったんだから、仕方ない]