― →村入口 ―
[去り際『任せたお母さん』と手が動いたが、子供をあやしにかかっていた友人>>25には届かなかったかもしれない。
途中騒ぎにか、足を止めながらも坑道付近に近付いたが、既に自衛団が入り口を封鎖にかかっているようで>>12、中の様子は良く窺い知れない。
何人かがギュンターに食って掛かる姿>>23も見える。
首の後ろに手を当てて、冷静さを欠かないようにしながら
自分は少し離れた場所から様子を伺っていた。
ざっと見て、目立つ怪我人などは居ないようだと知るも、まだ視線は鋭い、というよりはどこか固いままだった。]