え、うそ。なに……これ。[震える声が零れ]ねえ……ちょっと。じょーだん、でしょ……?[手を伸ばして、揺さぶるけれど答えはなく。手についた紅が、増えるだけ。血溜りの中に転んだ自分の状態など、気にする余裕もなく]ねえ……ねえってば。起きようよ。おきてよ……アーヴ小父っ!