[エーリッヒが引きとめる声も聞こえないままに階段を駆け上がってアーベルの部屋へと向かう] っ! ――アーベルっ![見えた室内に悲鳴のような声でアーベルの名を呼び。 毛布に遮られて見えない身体と、その下に色がる赤い色に。 昨日見たゼルギウスの姿がかぶさって、その場に崩れ落ちた**]