[エーリッヒの使った影輝の力は斬った、だがそれが彼自身の身体を傷つけたとは思えない。それを自分は「望まなかった」…しかし、斬った自分自身に跳ね返った力の反動を思えば、エーリッヒが本当に無事であったかは、確信出来ず]ああ、痛みはあったかもしれぬな。[端的に事実を告げる。後悔の念を感じさせることのない声に、優しいクー・シーの主人は、どう感じたか]