─ 生徒玄関 ─
えぇ!?
[満面の笑みであっさりと言い放たれた言葉>>27に衝撃を受けた。
動揺の為か勢いが殺がれ、結果相手の狙い通り、熊手の動きによってローラーは横へ傾く]
うわわっ……!
[釣られてよろめいたところに熊手の柄が振り下ろされるのが見えて、思わず目を瞑った―― が痛みはなく。
聞こえた声に恐る恐る目を開けると、最初と同じ笑み>>27が視界に入った。
安堵したように息を吐いて]
解せぬ……
何故そこまでの実力がありながら、裏番長を目指さぬのだ……?
[また芝居がかった口調で言いながら、ローラーから手を離し両手を上げて降参のポーズ]