―自室―[ベッドに横たわり、瞳を閉じた瞬間に眠りに落ちた。何かを考える余裕も無く、身体と頭が睡眠を欲していて。激しくドアを叩かれる>>29までの間、夢も見ずに欲求のまま眠った。それが長かったのか短かったのかは分からないが…。] ん…な、…だ? ユーリー? ……ッ!?[声の主を判別すると、ハッと一気に目が覚めた。ガバッとベッドから飛び起き、玄関へと向かう。あのユーリーの声にしては、切羽詰っている。何かが起きた。きっと、良くないことが。だから、慌ててドアを開けた。]