──…ッ![直後、左手を襲うのは昨日目覚めを促したのと同じ痛み。右手で左手首を掴み、握り拳を作って痛みが引くのを待つ。しばらくして痛みは引いていったが、左手には疼くような熱が残った]昨日と、同じ…。やはりどこかで…。[呼吸を整えながら呟き、廊下で一度視線を巡らせる。この付近に新たに漂う匂いは無い。ならば周辺ではないのだろうと当たりを付ける]