―4日目・黒珊瑚亭―……カルを、守ってくれてありがとう。これからは…カルのお母さんを、カルの代わりに、守り慰めてあげてくれるかい?[哀し気ながらも承諾のような鳴き声がかえったなら、ありがとう、と小さな頭をそっと撫でて、自衛団員に猫を託した。島に戻ってきてから、綺麗になったと言われていたカルメン。何かあったのだろうか…ちらりと思ったこと>>2:76が脳裡を過り。彼女にも、誰にも言えなかったことがあったなら、この猫にだけでも、話せていたらいいと願い。部屋に戻れば、カルメンを運ぶのを手伝った]