[それから、顔を隣のベッドへと移す。 昨日から眠り続けるベアトリーチェは冷たかったけれど、 ユリアンのむき出しになった腕の黒い模様にそうっと、 手を伸ばして触れると、暖かかった。] …――。[その手をきゅ、と胸元で握り締め。 窓からまた飛び降りると、診療所を走って後にした。]