さてさて……と。
ここなら、大丈夫そう、だな。
[先に進み、休憩室の幾つか並ぶ廊下に出ると、念のため室内の様子を確かめ、荒れた様子がなかった一室の扉を大きく開けてついてきた一匹と一人を招き入れた]
いきなり色々あって、きっついかも知れんけど……とにかく、今は休んで、な。
[続く限り、心から休むのは難しいだろうし、切り抜けられたとしても……という懸念はあるが、それはできる限り出さぬようにしつつ、少女に向けてこう言って。
それから、視線は傍目なんとも甲斐甲斐しく見える犬へとむいた]
お前も、な。
駆け回りまくってるだろし、休み取れよ?