[初撃がかわされた、と悟るや糸は素早く手元に戻す]
……だーから! 野郎にんな事言われても、嬉しくねぇ、っつてんだろうが!
[吐き捨てるように言って。迫る、五つの影の刃に舌打ち一つ]
……影使い……か。
あー、色んな意味でめんどーなっ!
[影を操る者、その噂は裏の仕事場で耳にしていたが。
よもや、こんな場所で対決する事になるなどとは思わず]
……っと!
[くる、と踵で半回転、開けた空間を背にしつつ、地を蹴って跳び、直撃は避け]
って、どうやって、距離を維持するか……。
[下がれば下がるだけ、こちらが不利、ならば、距離を詰めねばと。
再び地を蹴り、開けた距離を詰めて行く]