─村の通り─[はたと我に返るのは、名を呼ぶ声>>24があってからのこと。再び見えた目の色に、また少しだけ固まるものの]いえ、大丈夫、です。[気遣われていることは理解できたので、何とかそう返す。蒼褪めた顔では説得力などなかっただろうが]あ、……わたし、は。[崩れた方向に向かうらしき2人>>22>>28には、思うように出ない言葉の代わりに首を横に振り、行かないことを伝えた]