─ 森の中 ─
[振るった刃は大蛇を捕え、断ち切る手応えが伝わってくる]
で……できた。
[干渉があった事に気づく余裕はなく。
ただ、これまでほとんど成功してこなかった具象化に至れた、という事実に、呆けた声が上がった]
ん、あ、ああ。
あり、がと。
[跳ね回るミハエルの声>>32に、途切れがちに返した後、は、と大きく息を吐いて]
でも、多分。
上手くいったの、ミハエルのおかげ、だから。
[乱れがちな力の流れを、均衡を求める異なる波動が正してくれた、という感覚はあったから。
そう告げて、ほっとしたように笑って見せた]