―談話室―[迎えに行こう、そう思い談話室を出ようとしたところでマテウスたちが談話室に戻ってくるのが見えた>>32。案じていた人たちの無事な姿を確認すると一気に力が抜けてしまう。] よかった。無事で。 本当に、よかった。[緊張が解けて、ほっとして。へなりと情けなく眉尻が下がる。行商人の事を聞けば、また表情は曇るけれどゆると首を振り、エーリッヒを見詰める。少しだけ笑んで、囁くようにほのかな「ありがとう」の言葉を向けた。]