ふぇえ!?カルさんが分裂した!?『バカ、あれは分身だ!!!本体はどこかに紛れて…っミリィ!』クロウ?…─ふゃ!?『ま、まて、動くなよ!』[カルメンが何人にも分かれたのを見て驚いた少女にツッコミ入れていた鴉が先に背後の気配に気付いたものの少女に声をかけるのは少し遅く。ひたりとした感触を首筋に感じてびくっとした少女に鴉が慌てて制止の言葉をぶつけ。通り過ぎていった火の鳥は、鴉が羽を一振りすると霧散し掻き消えた。]