…………なんだ。アーベルは知ってて、同じだったのか。[変わらぬ態度が其処にある。アーベルの反応にへなりと耳が垂れた]視たっていうのは聞いたけど――…全部知ってるとは思わなかった。なんだ……、そうだったのか。[知りながらも親友の言葉をくれていた。そう思えば、また泣きそうになるけれどすん、と鼻をすするに止め、潤み帯びた目を伏せる]