[うっすらと目を開けたギュンターに声を掛けようとして、
ブリジットが問いかける様子にぐと奥歯を噛むと言葉を飲み込む。
もう一人近づいてきたのはダーヴィッドの姿だったか。>>24]
ダーヴィッドか。
爺さんは…、…いや…、
[進行箇所によっては、死に至ってもおかしくない数値。
けれどもそれを認めてしまってはいけない。
諦めてしまってはいけない…薬があるのならば。薬が。]
…医務室に運べるのな…、………
[手伝ってくれ。
そう続けようとしてダーヴィッドへと紺青を向け、沈黙する。
見えた 数値…暫しダーヴィッドを睨む形になった。]