― 2階廊下 ―[ニキータにショールをかけてやれば肩がむき出しになるけれど。 それを気にせず、自室としたところへと向かおうとして。 ふと、イヴァンとベルナルトに気づく] ……あら。[二人のやり取りは聞こえなかった。 小さく呟きながら、ゆるりと首をかしげたのは、荷物を置いたのがイヴァンが居る扉の隣だった気がしたからだ]