→『世界樹の仔』傍―
[遅れ馳せ着いた樹の上の会話は、聞こえないのだろう。
唯、其処に居たベアトリーチェとミリィの会話>>28は耳に届いたので混ぜて貰う。
話に出て来るオトフリートとは面識は無かったものの眉を上げ、次いだ友人の名に瞠目する。]
……アーベルが?
[反芻して、思わず周囲を見回すと確かに姿が窺えない。
その頃に、>>32頭上から降って来る呟きを知る。]
そっちの『力』って言うのは、…?
[聞き返す声はその場の誰かと被っただろうか。
何にせよ、彼の白狼が察知していた力と、防衛を試みていた事を聞くと一時考える様に言葉を切って。]