[ミハイルに促され家の中へと入りカチューシャを示された椅子へと座らせる]――…イヴァンが殺された。[搾り出すような声で其れを伝える。糸が切れたかのように男の腰が椅子へと落ちた。深い呼吸を繰り返し考えるような間]ミハイル、占い師の話を覚えているかい。――…黙っていて済まない。僕が、その占い師で――…人狼を、……みつけた。みつけてしまったんだ。[柳眉を寄せて、ミハイルへと視線をあわせる]