― 都市の通り ―[泣いてなんてたまるもんか。ぎゅうっと膝を抱えて俯いていたら、声をかけられる。顔を上げて、すぐそこにエトを見つけて。くしゃっと顔が歪んだ。泣いてなるもんかと決めていたから、涙を零しはしなかったけれど。]エトおにいちゃん、コレットおばあちゃんが、『死神』だった。[ノクロに聞いた>>4:10事から、判った事を、そのまま伝える。]おばあちゃん、ノクロおにいちゃんを、……消しちゃった。[ぎゅうっと、手を強く握った。]