―ギュンターの屋敷・広間―
[イヴァンと話しながら黒猫の毛並みを堪能していると、ワゴンと共に現れた姿>>34に顔を上げる。
掛けられた言葉と黒猫がそちらを伺って鳴く様子に飼い主なのだろうとすぐに気付いて。]
お茶ですか、ありがとうございま…
あ、れ?
[見知った顔のようではあるけれどどこか雰囲気が違った気がした。
十年と言えば子供が大人になる頃だ、だから外見が変わっているのはわかるけれど、名前が一致するまで少しの間が空いた。]
え、っと
もしかして、君……
[誰、とは訊かない。ただ、覚えている姿とはやっぱり雰囲気が違っていたから。
確認に見せかけた問い掛けを一つ。**]