シスメ、[すでに型落ちして久しいようなパソコンのディスプレイを覗き込んだものたちが呟いた言葉に、ぴくりと肩を揺らす。シスメ、LiG、箱、……人狼。一般的に使われる単語ではないが、礼斗にとっては身近な言葉だから。そして、おそらくは、彼らにとっても。奇妙な符号から何かを察してしまいそうで、ぶるりと身を震わせた。しばらく足元を睨みつけてから、ゆっくりと顔を上げる。]僕の名前は、新美礼斗です。[そして、さらに次の言葉を]人狼プレイヤーです。[IDはあえて言わずに。]