ああ、でも。[トレイに盛られた食べ物を手にして、笑う。]貰ったごはんを食べたくないというほど、貴方を信頼しているわけではないから。ありがたくいただくよ。[そう言って、ギルバートは食事に手を付ける。 野菜とスープは積極的に摂るが、肉は慎重に手をつけるのみだった。]……お嬢さん?具合悪いのかな。[ぽつりと呟いた独り言は、音楽室の中で空を切る。 彼の視界の先には、静かに佇むニーナの姿があった。]