─ 議事堂内・休憩室 ─[ケイジとの、他愛ない会話が好きだった。恋と呼ぶにはあまりに淡い、そんな想いではあったけれど。いつか、恋人と呼べる人が出来るなら、ケイジさんみたいに明るくて優しい人がいいな、とか。そんな思いを抱くくらいの好意は持っていた。]ケイジさん。勉強にきてただけで、こんなことに、巻き込まれて。死んじゃう、なんて。[故郷から離れた地で命を落とした彼の気持ちを思う。悔しいだろうか、悲しいだろうか。自分じゃない、他人の心なんて解るわけもなくて。]