[ニキータが人狼でないとフィグネリアが言うのは聞こえていたが たぶん、と>>13添えた意味まで今考えることは無く。 ただ彼女にこたえるタチアナの声をその傍で聞く。 名前が挙がったイヴァンにもう一度目は向き――、 彼の姿にまた少し目を伏せ、それから再びタチアナを見た。 触れた肩から伝う熱が指先に染みる。 ありがとうの言葉と、見えた気がした表情の変化に 僅かに目を緩めかけた時。] ―――…タチアナ?[>>29眠りに落ち、その身が崩れるのが見えて、 手は、彼女を支えようと肩に回っていた。]