こうして、冷たくなった貴女に触れても…――。[穴のあいた胸に触れると、指先に紅がつく。] 何も、感じないんです。[困った風に吐息が漏れて…――。] きっと、人として壊れているのでしょう。 だから、貴女が何を望んでいたのかも、よく分かりません。 望まれても、私では与えることは出来なかったかもしれませんね。