― 結界境付近 ―
[手を差し出されると、やはりためらいを挟んで。
それでもおずおずと手を出してミハル>>10と握手をかわした。
更に勇気をもってお願いしてみれば、タローさんもミハルも快くOKしてくれて]
学問的にはどうか、分からないけど。
気持ちいいから。
[意外そうな声を聞けば、ふにゃっとした声で答えた。
うっかり使いすぎた気力が回復してくる、気がしていた。
気力だから、気がするだけでも効果はあるといえばあるのかもしれない。
ただ、ちょっと気が抜けすぎて。遠くない所で何某かの力>>7が動いていたとしても気がつくことは出来なかった。
押し流されたことを心配して、ミリィと二人、捜しに来てくれていたなんてことも知らなくて]