― サボタージュ回線 ―[既にその名で呼ばれるにはふさわしくない内容の回線は、煽りと情報、誤情報で溢れ返っていた。逃げたジョエルに気付いただろう常連の整備員は、整備室を出、探し回りながらも回線をつなげただろう。]『あのゾンビ野郎! PMCを持ち込んだ事否定しやがらなかった!!』『はあ?なにそれどういうこと??』『整備室もダメだ、PMCが居た もうだめだ! 同僚が目の前でとち狂ったんだよ!』『こっちでもみた 』『どんだけいるんだ…』[火種も波紋も、表に広がる。]