― 部屋 ―むぅ、出ねぇかぁ。アナさんのいるとこ……[己が出した渾名が採用された>>7ことを未だ知らない鬼の子は今現在、眠たげな目で、小さく唸りながらモニターを見つめていた。睡眠時間は長かったのか短かったのか。目を覚ましたのは、ベルナルトが飛び込みキリルが取り込まれたのと丁度同じ頃のことで]……れ?なんだこれ、なんで2人も?[そのことを知ったのも、ディスプレイが伝える情報によってだった]