[そも、確信持ってたらもっと酷い方法も取りかねない、というのはまあ、余談にするまでもないかも知れないが。
口ごもった後の説明>>29に、ほんの少し、興味深いいろが掠めた。
不本意そうな態度は、全く気にした様子もなく]
ほう。
それはそれで、状況把握には使え……。
[言いかけた言葉は、苦く吐かれた息に止まる。
先ほどまでは面白そうにしていた真紅に、珍しく厳しい色が浮かび]
……『力』の在り方、向かう先を定めしは、それを持つ者の『心』のみ。
役に立たん、と自分から決め付けてる内は、本当に全く役に立たんぞ。
[声もほんの少し、険しさを帯びる。
どうやら何かがどこかを踏んづけたらしいです]