─ 翌朝/個室I→H ─……っ!?[閉ざしていた天鵞絨を開き、文字通り跳ね起きる。冷たい汗が滲んでいるのが感じられた]なん、だよ……いま、の。[紡いだ声は、酷くかすれていた。余りにも、不吉すぎる終わり方の夢。自然、天鵞絨か隣室の方へと向かう]……姉、さん?[言葉で言い表せない、嫌な予感。それに突き動かされるように部屋を出て、隣の部屋のドアを叩いた]