[そうして廊下を歩いていると、向こうの方に人影が見える。それに声を掛けようとし……蒼さんに背負われる涼に気付く。]え? ryouさん、どうかしたんですか。もしかして、どこか怪我をしたとか。[心配そうに駆け寄りながら、そう問いかける。そして、その場にいる顔を見て、]…………あれ? ときさんは?[首を傾げそう訊ねる。]