お姉さん、ありがとう。エーリッヒちゃん、これ、もらうね。[自分の分の代金をナタルが支払ってくれたのを見てから、果物の蜂蜜漬けに手を伸ばし。自分なりの儀式の解釈をナタルに肯定してもらうと、そうなんだ、と楽しみにしていることを隠すこともなくにこにことした。黒江がこちらに視線を向けたのに気付くと、ナタルの影に隠れたまま顔だけおそるおそる見せた。]え、と。えと…私、ビーチェ。