― 草原の一画 ―
[弟ではなく兄弟と言ったのは一応の自重だった。とりあえずそこに突っ込みが入らなかった事には、少しだけほっとして、似てる、という呟きを聞くと>>31あはは、と笑った]
さっき時空竜殿にも言われました。
俺達は、兄弟のメモリーを受け継いでるし、同じ部分も多いですから。
[セレスティンの事を問われると、はい、と嬉しそうに頷いた]
セレスは、今は竜郷に居る事が多いですけど、皆さんの事は忘れていませんよ。
[セレスティンにとっては、人間であるハインリヒは会いたくても二度と会う事のできない筈の人だ。だから、この思わぬ再会を大事にメモリーに刻んで、彼に届けようと機竜の末子は考えていた*]