[三つ巴の言葉に、もう一人は誰だろうと思ったが。余計な思考はそこまでにし]
そうなったら委員会の追撃にも逃げてやらぁ。
[笑みには不敵な笑みで返した。
先手は向こう。弾ける閃光が矢となりこちらへと迫って来る]
-開け異界の門 我が盟友を介し妖しの力を我が力とせん
-異界に渦巻く魔力を我が力とし
-作り出せ重厚なる槍 飛びて貫け 魔重槍!
[防御魔法は展開せず、紡ぎだすのは攻撃魔法。腕を横に振り二つの魔力槍を作り出す。回し蹴りの要領でそれらを蹴り出し、ゼルギウスへと襲いかからせる]
『ったく、攻撃一辺倒で勝てる相手じゃないでしょうに!』
[共鳴しないままで居る灰銀がライヒアルトの前をくるりと回り、致命傷になりかねない光の矢を弾く。それ以外の矢は防御もせぬままのライヒアルトへと襲いかかり、腕や脚から紅が飛び散った]
ってぇー!
防御魔法失敗して直撃も間抜けだろっ!