――…虚の望み……?それ、に…、エリカちゃんが。[ふと、考え込む。彼女が以前、何を考えていたかと。翼を厭ってはいなかったかと]…ああ、分かった……。[翼が無い世界なら、この関係はどうなるのだろうと思い至り、声は小さく掠れた。手入れもしたばかりで、翼に痛みは無かったけれど、緩慢にそれを広げる。今はただ、穏やかな*眠り*に付きたかった]