─ 広間 ─
そうか、楽しみにしてるよ。
[機会もある>>33と聞いて、エーリッヒは笑みながら頷いた。
保管された楽器については興味の対象外だったために記憶に薄く、説明が無ければ直結しない。
説明の前に老婦人がお茶と共に広間に戻って来て、差し出されたカップをありがたく受け取った。
渇いた喉がじわりと潤む]
あぁ、また。
[一服の後に席を立つヘルムート>>34に座したままの礼を返し、その後姿を見送る]
この屋敷にはそんなに楽器があるのかい?
[問いかけるのはこの屋敷を管理している老婦人。
是が返るのを受けて、そうなのか、と返すと同時、心のうちで、知らなかった、と零した]