―集会所・広間―
……どーせアレだ。
体のいい厄介払いってヤツだろ。知ってんだぜ。
だけどよ、もし俺が犯人だったらよ、フォーリーンの家もとうとう犯罪者を出しちまったご一家様になっちまう訳だ。そしたら客なんてもう来ないかもな。
ハッ、考えが足りねえんだよ!
[愚痴っている。
家族に通報されたのではない。そして、青年は多くの人間からもう『ウェンデルさん家のどうしようもない方の息子』と思われてしまっている。今更彼が人を殺したとなったところで、診療所の客数は変化しないだろう。
分からない歳ではないが、理解するのは癪だった。だから、愚痴っている]
……ねーさん。
俺にも紅茶一杯、ちょーだい。
[ひとしきり愚痴った後、ローザの言葉>>35にそう返した]