― →坑道付近 ―…………あ。あの、今の音は一体何が…―――――…らく、ばん?[家の外に出れば、坑道から逃げてきた坑夫達が数人息を整えていて。彼らから坑道で落盤が起きたと聞くと、さぁと青ざめた。脳裏を過ぎるのは、父と、母の顔。急に黙ってしまった自分を、不審そうにみる坑夫に気付くとなんでもない、と答え。]……自衛団長には報告した、のか?[まだなら自分が言ってこようかと思いながら、問いかけた。**]