[そこにいる人たちが、混乱して騒いでいる最中、目を向けるのはlaurusの姿に。
どこかで見たことがあるような…。
そう思っても、さすがにそう最近の話ではないからすぐに思い出せない。
彼女の方はもしかしたら覚えているかもしれない。
とりあえず吊っとけ、と初対面の人にも勧められるカード狼な人間だから。
当時より痩せてはいるものの、顔立ちやら休日の、シャツにジーンズというラフな格好に、あまり変化はない。
記憶を探っていると、聞こえてくる言葉。
集会所――確かにここはそういうものに近いような気がする。
箱、物語、人狼ゲーム、――それは良く知るものだ。
へたり込んだ彼女、こんな場所に似つかわしくない、光るモニター]
……。わけわからん。
[思わず呟いて、それでも首を振って]