─ 翌日 ─[雪の勢いはとどまる所を知らぬようで、夜半には吹雪と言える様相を呈していた]……対策しといてよかったわー……。[翌朝、風が収まったのを確認して外へと出て。最初に口を突いたのがこんな一言だった。取りあえず、気になっている所──家畜小屋の様子を見て、それから、足を向けたのは橋の方]…………また雪掻きしろってか…………。[昨日の努力をあざ笑うかの如く、真っ白な道なき道を愚痴りながら進んで。ふと、違和感を感じて足を止めた]